流体解析ソフトウェア
Advance/FrontFlow/red
実在ガスモデルは、理想気体の仮定が成り立たない流体の挙動を記述するためのモデルである。高圧・高密度の気体では分子間力や分子サイズの影響が無視できず、理想気体の状態方程式では誤差が生じる。実在ガスモデルでは、例えば van der Waals の状態方程式(モル体積\(V\)では\[(p + a/V^2)(V – b) = RT\]。比体積\[v=1/\rho\]を用いると\[(p + a\rho^2)(1/\rho – b) = RT\]と書ける。\(a,b\)は物質ごとの定数)や Peng–Robinson 方程式などにより、圧力項に補正を加えて密度との関係を表現する。これにより、気体の圧縮因子や臨界現象を再現し、CFD解析において極端な条件下での流体挙動をより正確に予測できる。
本計算例では、Advance/FrontFlow/redのガス物性モデルを用いて、ベンチマーク問題における計算結果を文献と対照し、 それらのモデルを検証する目的です。 また、Advance/FrontFlow/redには、SLWモデルとWSGGモデルが実装されています。