質量保存方程式
しつりょうほぞんほうていしき
説明
質量保存方程式は、流体の質量が時間とともに失われたり増加したりしない(質量が保存される)ことを表す基本方程式である。一般的な形は、圧縮性流体では \[\delta p/\delta t+ \nabla\cdot(p\,u)=0\] であり、非圧縮性流体(密度一定)の場合は簡略化されて\[\nabla\cdot u=0\] となる。ここで \(ρ\) は密度、\(u\) は流速ベクトルである。この式は流体中の任意の領域で質量の収支が成り立つことを意味し、CFDでは計算領域の全てで満足されるべき連続の式である。