間欠性因子
かんけつせいいんし

説明

遷移領域において、流れがある時間割合で層流状態、残りの時間割合で乱流状態を示すことを定量的に表すための指標である。記号\[\gamma\]で表されることが多い。完全に層流の流れ場では\[\gamma=0\]、完全に乱流の流れ場では\[\gamma=1\]となり、遷移領域では\[ 0< \gamma < 1\]の値をとる。この因子は、乱流スポットが生成され、下流に向かって成長・合体していく過程を時間平均的に表現したものであり、多くの遷移モデルにおいて、乱流生成項を制御するための重要な変数として用いられる。