ビンガム流体
びんがむりゅうたい

説明

降伏応力と呼ばれるあるしきい値以上のせん断応力が加わると流れ出す特性を持つ非ニュートン流体。例えばチョコレートや歯磨き粉は小さな力では固体のように振る舞い、大きな力で初めて流動する。ビンガム流体モデルでは粘度が低せん断領域で無限大(固体)として扱われ、降伏後は一定の塑性粘度で流れると仮定される。CFDではビンガム流体モデルを適用して、配管内の泥漿やスラリーの圧送特性、3Dプリンタ材料の吐出シミュレーションなどを行う。