ポテンシャル流れ
ぽてんしゃるながれ

説明

ポテンシャル流れとは、流れ場に(回転)が存在しない(渦度が零)領域での流れを指し、その流れは速度ポテンシャルというスカラー関数で記述できる。ポテンシャル流では速度場があるポテンシャル\(\Phi\)の勾配として表され(

\[\mathbf{u}=\nabla \Phi\]

)、それによりラプラス方程式(

\[\nabla^2 \Phi = 0\]

)が支配方程式となる。

これは粘性を無視しのない流れを記述する理想化された模型であり、飛行体周りの流線形な外部流れや音速以下の流れで適用すると流場を簡略に解析できる。例えば航空機の理想空気力学計算(揚力線理論や翼胴理論)ではポテンシャル流れの仮定が用いられる。一方、ポテンシャル流れは生成や粘性効果を含まないため、剥離乱流といった現象には適用できず、必要に応じ法や境界層補正などと組み合わせて解析する。

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