ブシネスク近似
ぶしねすくきんじ

説明

ブシネスク近似は、熱や濃度差による密度変化が小さい場合に、浮力項でのみその密度変化を考慮し、それ以外では密度を一定とみなす近似手法である。この近似では運動量方程式中の重力項において\(\rho g\)を\(\rho_0 \left(1 – \beta \Delta T\right) g\)のように展開し(\(\beta [\mathrm{1}/\mathrm{K}]\)は熱膨張係数)、温度差による微小な密度変動が浮力として作用するように表現する。一方、連続の式やその他の項では密度を\(\rho_0\)で一定と近似する。ブシネスク近似により、密度変化を伴う自然対流現象などを非圧縮性の枠組みで計算でき、計算効率を保ちながら浮力効果を取り入れることが可能となる。

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