流体解析ソフトウェア
Advance/FrontFlow/red
乾き度(品質とも呼ぶ)は、液体と蒸気の混相(湿り蒸気)において蒸気の比率を示す指標である。通常、乾き度\(x\)は蒸気の質量流量を全体(蒸気+液体)の質量流量で割った値(\(x = \dot{m}\frac{_v}{\dot{m}_v + \dot{m}_l}\))として定義され、\(x=0\)は全て液体、\(x=1\)は全て蒸気の状態を意味する。ボイラーなどで水が沸騰している際に出口の乾き度が指定され、例えば\(x=0.2\)であれば質量の20%が蒸気、80%が液体である。乾き度は二相流の熱伝達や圧力損失を評価する上で重要なパラメータであり、高い乾き度では蒸気相が卓越し圧力損失が増えることが多い。一方、乾き度が低い(液体が多い)状態では熱伝達率が高く、核沸騰が活発である。乾き度は位置に応じて変化し得るため、流路内の各断面での乾き度分布を把握することが二相流解析では重要である。